冷めきった紅茶が机の上で波を打つ
一人で使うベッド
隣には温もりだけ
乾き果てたバスローブと床に転がった口紅が
虚しく、悲しく、
僕を見つめる
さよならを告げた
この街に一人
時計を戻して帰らぬヒトを待つ
溜め息残ってる部屋で奏でる雨
こぼれて消えてった
屋根からたれる雫
騒ぎ立てる街の風に背中ばかり押されていた
苦しく、正しく、
僕に教える
今なら分かってる
誰の所為じゃなく
心を晴らして
帰らぬヒトを追う
Lyric:Hiroto